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>>溶射各種説明 |
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○溶射とは・・・
“燃焼または電気エネルギーを用いて、溶射材料を加熱し、溶融またはそれに近い状態にした粒子を素地に吹き付けて、被膜を形成すること”(JIS)
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プラズマ溶射 |
プラズマのフレームは16,000℃もの高温を発生し、過熱媒体としてすぐれた特徴を持っています。また、正確かつ精密に制御できるため、従来のフレーム溶射と比較して、より緻密で密着力の高い被膜を形成することができます。さらにセラミックなどの高融点材料も簡単に溶射することが可能です。プラズマ溶射被膜は、対磨耗・耐熱・耐食を目的とする保護被膜として、非常に広範囲な分野で利用されてきました。その最先端として、確かな品質を要求される航空業界があげられます。 最近、プラズマ溶射技術は、保護被膜としてだけではなく、機能被膜としても注目されています。
使用材料例:アルミナ・チタニア・セラミックス・チタニウムなど
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H.V.O.F.溶射 |
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H.V.O.F.=High Velosity Oxygen Fuel=溶射(超音速溶射)は、特に“射”のエネルギーに重点をおいて開発された溶射システムです。そのフレーム中の粒子の飛行速度は、1,380m/sにも達し(プラズマ=610m/s)従来の溶射被膜とは、全くイメージの違った、高品質の金属被膜、WC被膜等を形成することができます。H.V.O.F.溶射は、衝突エネルギーが極めて高いことから、被膜を得ることができます。また、クロームメッキと同等の薄い被膜(20〜30μm)形成でき、溶射面が非常に滑らかです。
使用材料例:タングステンカーバイド・クロームカーバイドなど |
アーク溶射 |
溶射線材である2本の金属ワイヤーに電気を流し、ワイヤーの先端でアークを発生させ、その熱によって生じた溶融部分を圧縮空気によって微細化し、素地に吹きつけて被膜にする方法で、電気と圧縮空気があれば他に熱源等を必要としないので比較的安価に被膜を形成することができ、さらに、出力を上げることによって溶射能率を高められるので、材料によっては3〜5mmの厚膜が容易に得られます。また、圧縮空気の量などを変化させることが出来るので、同じ材料でもより目的に合った被膜を作ることができます。
使用材料例:アルミニウム・亜鉛・アルミブロンズなど
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溶線式フレーム溶射 |
酸素とアセチレンやプロパンなどを用いて燃焼炎中にワイヤーなどの溶射材料を連続的に送り、溶融させ圧縮空気により微粒化した材料を基材に吹付けて皮膜を形成するプロセスです。
使用材料例:アルミニウム・アルミブロンズ・モリブデン・亜鉛など
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